株式会社JIITAK 代表取締役

小林 夢輝(こばやし・ゆうき)

2016年立命館アジア太平洋大学入学、在学中。入学後インド出身の友人と出会ってインドに興味を持ち、日本とインドの橋掛けとなるような事業をしたいと思い立つ。そして2019年6月に「株式会社JIITAK」を創業。日本でソフトウェアの依頼を受けインドで開発を行う事業を展開するほか、2020年から新たに自社開発のクラウド型グループウェアサービスの提供を始めようとしている。

 

− 事業について教えてください。

株式会社JIITAKは、ソフトウェアの開発、主としてモバイルアプリの受託開発をしております。基本的に日本側でアプリの企画や設計、デザインを行い、提携先のインドの会社と共同の開発チームを作ることによって、企業様のアプリを開発するというのが一つ目の事業になります。

二つ目の事業は自社のソフトウェアサービスになります。こちらはクラウド型のグループウェアサービスになります。グループウェアとは、会社の中で必要になる資料の共有やスケージューリングのことを指します。主として会社の内部に必要になる様々なやり取りのことです。私たちのサービスはそれに加え、クライアント様とも情報の共有ができるようなシステムづくりを進めております。一緒にプロジェクトのチームを組んでいただき、お客様に様々なファイルの共有、タスクの共有が可能になります。もう一つソフトウェアの特徴としてあるのは、業務時間の短縮です。これを用いてテレワークの環境を整え、新しい仕事環境に順応できるようなシステムを作っています。

現状、テレワークには上司が部下がどれくらい働いているのか分からないという問題があります。調査では通常勤務よりも半数以上が超過労働になっているということがわかり、また、従業員側もテレワークでは他社の眼がないことから罪悪感が生じ、残業の申請をしないという事態も報告されています。これらをシステム上で成立させることにより、解決できるようなシステムを開発中です。

− 独立のきっかけを教えてください。

大分県主催の留学生の起業支援プログラムに参加したことがきっかけです。そこで、メンターの方についていただき、また大分県にプロトタイプ費をいただきました。そして実際に福岡県でインドのAI関連の企業様にオンライン上でご登壇いただき、ICTを活用した事業を行いたい経営者様たちの前でピッチをしていただくということを行いました。

今のパートナーはインド人なのですが、彼と出会ったのは大学でした。あることがきっかけで落ち込んでいたことがあるのですが、その際久方ぶりにインドの友人と再会し、インドに対して興味を持ち、実際に行ってみたことが始まりです。その過程のなかでインドと日本をつなげるビジネスがしたいと思い立ち、今回の事業を始めるに至りました。

 

− ASOを利用してどうですか?

すごく居心地が良いと感じております。他の会員様とも話しやすく、気軽にコミュニケーションを取りやすいと思います。また、運営をされている宮井さんは仕事に関する様々な相談を受けてくださります。そして宮井さんが持つ様々な人脈をフル活用して助けてくださいます。そのため、ただのシェアオフィス以上の、仕事や相談の場としての価値を感じております。